波照間島の旅1波照間島の旅1期間:9月1日~ (1日目) ことしも行きますよ~、沖縄!! 今回の目的地は「波照間島」 日本の有人島では、言わずと知れた、最南端に位置する島である。 何でこの島に決めたかというと、いつも行く沖縄料理店で飲んでいた時のこと。 マスターに、「珍しい泡盛って、ここにあるの?」と聞くと、棚の奥から取り出してきた泡盛が 波照間島の「泡波」だったから。(後で調べたら取り引き価格は、600ml瓶で1万円以上! こんな高額で取り引きされている泡盛があるのは、ぜんぜん知らなかった。) 「これは貴重だから開けれないなぁ~。」と言われたので、それじゃ自分で飲みに行くしかない、 という、なんとも単純な事で決めたのでした。 (くれぐれも、マスターが意地悪ってことじゃありません。念のため。) 店にあった雑誌『うるま』にも、ちょうど波照間島が特集されていたので、読んで島でのプランを練る。 今回は日程が8日間もあるので、沖縄本島も楽しむために4日ずつ分けることにしました。 しかし、この旅がハプニングだらけになるとは、この時は思うはずもありませんでした。 (ーー;) いよいよ出発の日。 ぴーかん晴れの福島空港を、定刻通りの8:45に出発し、那覇空港には11:20に到着~♪ 石垣行きの便までは時間があるので送迎デッキに出てみると、空はどんよりと曇っていて、海は波が高い。 実はすでに、台風16号が小笠原から沖縄に近づいているの判っていたのだが、その影響なのか? 嫌ーな予感がしつつも、これまた定刻通りの13:25に那覇を出発したまでは良かった。 しかし、石垣空港を離陸する飛行機待ちで約30分も上空を旋回し、やっと降りた頃には 雨が降り出していました。 さらにハプニングは続く。 手荷物受取室のベルトコンベヤが動いた瞬間、「バーン」という音と共に部屋全体が停電。 なかなかベルトコンベヤが動かす事が出来ず、あわてて職員が手作業で荷物を渡し始めました。 運良く、早く荷物を受け取ることが出来たので、タクシーに飛び乗り離島桟橋へ向かう頃には、 土砂降りの雷雨。運転手さんに頑張ってもらって、波照間行きの最終船にギリギリセーフ。 すぐに船は出港し、1時間ほどで波照間港に着く頃には、雨もやみ、晴れ間がのぞいていました。 行く前に波照間の宿についてネットで調べてみると、『民宿たましろ』はとにかく食事が凄いらしく か~な~り惹かれたのだが、宿のお母さんが優しそうな『けだもと荘』を予約しておきました。 そのお母さんが、フェリーターミナルで迎えにきてくれていました。 あいさつをすると、「今日、泊まるはずのお客さんが船に乗り遅れたのよ。」と言っていたので、 そのいきさつを説明すると、少し驚いてはいたけど、乗り遅れる事はよくあることみたい。 お母さんの運転する車に乗って、のんびりと島の風景を眺めているうちに、宿に到着しました。 荷物を置いて宿帳を書いたら、晩ご飯まで時間があるので、近くをお散歩♪ 味のある公民館でまずは記念撮影。構図が決まらず一人セルフで何度も撮り直し。何やってんだか。 少し歩くと、一面のさとうきび畑が広がっていました。 コート盛という昔の火番跡の高台に上って見渡すと、「ここまでやって来たんだなぁ~。」と さいはての島にやって来た実感が、ようやく湧いてきました。 小学校の塀には、戦時中に実際にあった悲劇を書いた詩がありました。 日本軍の命令で西表島に疎開させられたあげく、マラリアに感染して亡くなった子供たち。 その子供たちの事を思うと、悲惨な戦争は繰り返してはならないと、ただ祈るばかりです。 親方さんのホームページ 『まい ふぇいばりっとHATERUMA』 さて晩ご飯。 お母さんが作る民宿の晩ご飯は、決して豪華ではないけれど、とても美味しかったです。 里芋の黒糖煮、ゆし豆腐、からし菜のおひたしなど、おかずがいっぱいありました。 そのなかでも美味しかったのが、八重山コショウの若芽の天ぷら。これは絶品でしたねぇ。 聞くと、家の石垣に勝手に生えているものを採っているんだそうです。 そんな環境がうらやましいなぁ。 そして、お待ちかねの『泡波』が出てきました。コップ一杯、ぐいっと頂きました。 波照間に来るきっかけの一つだった『泡波』は、もちろん美味しい~♪ でも、他の泡盛とそんなに変わらない様な気もします。(私が味オンチなだけか?) 島の小さな酒造で作られるので、ホントに島の人が飲むだけの出荷量しかない。 それを、手に入りにくいからと高価で取り引きされるのは、いかがなものか? やっぱり『泡波』は、この島にやって来て飲むからこそ、その価値があるんじゃないかと思います。 夜のニュースで、台風が波照間島方面に向かっていると言うことで(やっぱり私が呼んでいるのか?)、 天気が崩れる前にと、宿のお父さんの運転で島の南端にある『星空観測タワー』にやって来ました。 まずはプラネタリウムを観ながら星座のお勉強。館長のジョークを交えた説明が飽きさせません。 その後は屋上の望遠鏡で実際に星空観察をさせてもらいました。 水平線の遙か遠くには、雲の中に雷が光っていたけど、頭の上は、まだ満天の星空が広がっていて、 時間を過ぎるのも忘れて観察し続けていました。 波照間島の旅2へ進む→ ジャンル別一覧
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